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ハイキング同好会活動報告

1.日時・場所 2010年11月28日(日)9:00〜16:00 大磯・高田公園から鴫立庵ハイキングと別荘(小磯地区)散策
2.スケジュール 09:00 JR逗子駅集合→JR大船経由大磯駅着→
10:00 大磯駅出発→妙大寺→高田保公園→御嶽神社
11:05 旧島崎藤村宅→鴫立庵/鴫立沢→
12:00 杉本にて昼食→照ケ崎/大磯港→大磯町役場
13:30 大磯町役場にてボランティアガイド合流→小磯地区散策
15:30 大磯駅にて解散
3. 参加人数等 男性7名、女性4名 合計11名。

逗葉三田会ハイキングは2002年の10月に第1回目をスタートして以来8年、今回遂に20回目を迎えることになりました。この間おもに逗子・葉山周辺の三浦半島〜鎌倉周辺をめぐるハイキングを重ねてきましたが、今回は「湘南」誕生の地ともいわれる晩秋の大磯を巡るハイキングを企画いたしました。絶好のお天気にも恵まれ豊かな自然と歴史に彩られた、逗子・葉山とは一味違う「湘南」を満喫した一日となりました。




定刻全員元気にJR大磯駅を出発。

大磯駅から徒歩5分ほどで大磯海水浴場の開祖 松本順の墓碑がある妙大寺。

高田保公園へ向かう道すがら絶景のお庭を手入れ中のおじさんからこの辺りの説明を聞く。

高田保公園へ登って行く途中右手に富士山、正面に相模湾を望む絶景ポイントにて集合写真。

戦中戦後大磯で暮らし藤村亡き後藤村邸に転居後没した劇作家・随筆家高田保の墓碑(谷口吉郎設計)が町民の手により立てられ高田公園となっています。

高田保公園から相模湾を望む。さらに上って行くと湘南平へと続きますが今回はパス。

高田保公園を後に御嶽神社へ。

御嶽神社本殿・温暖な大磯では紅葉も少し遅いようです。

暖かいせいかサボテンの大木も元気な大磯の住宅街。

晩年島崎藤村が亡くなるまで過ごした旧宅。

藤村の書斎前で説明を伺いました。

藤村宅前で集合写真。

「こころなき 身にもあわれは しられけり 鴫立沢の 秋の夕暮れ」の西行法師を偲んで小田原の崇雪が草庵を設け、後に江戸の俳人大淀三千風が入庵俳諧道場としました。

三千風の立てた元禄そのままの円以堂には等身大の西行法師の坐像が安置されています。

崇雪が建てた「鴫立沢」の標石。裏に「著盡湘南 清絶地」と刻まれておりこれが「湘南」という言葉の始まりとか。

鴫立庵の軒下でのんびり昼寝する猫。気持ち良さそうですね。

鴫立沢入口の説明を熟読。

お昼は鴫立庵そばの「杉本」で鳥料理を。頂いた「鳥定食」には焼き鳥、わさび和え、から揚げにご飯、お吸い物、香の物が付いて1,200円でしたがとても美味しかったです。

鳥定食の焼き鳥。

鳥定食のわさび和え。

鳥定食の鳥のから揚げ。

満腹になったところで集合写真。

明治18年照ケ崎海岸に開設されたわが国最初の海水浴場の記念碑。

大磯港で集合写真。

創業明治11年手作り一筋にこだわる井上蒲鉾店でお土産お買い物。由比ガ浜の井上蒲鉾店の本家になります。

大磯市のボランティアガイド清水さん、村田さんの案内で旧別荘地域を散策。照ケ崎海岸には毎年丹沢山地から「アオバト」が飛来し岩礁で海水を飲むそうです。

尾張徳川家邸跡から照ケ崎方面を望む。中央の岩礁の辺りにアオバトが飛来します。

徳川家康により宿駅伝馬制度がしかれ松並木が整備され樹齢300年を超える松が多数残っています。

東海道中で最も太い(直径4.3M)黒松。

伊藤博文が明治29年から居住した別邸跡に大磯プリンスホテルの別館「滄浪閣」として営業、海辺のおしゃれな結婚式場として一時は人気を博しましたが西武が売却したあとそのままになっています。

明治32年に建てられた西園寺公望邸のあとに三井銀行の大番頭で総理大臣を務めた池田成彬が昭和7年に建設した洋館が残っていました。

旅人に宿場の出入り口を表わす「見付」の跡。

新島襄は同志社大学設立募金運動の最中に病に倒れ大磯で療養していましたが、この地で逝去しました。

地福寺の島崎藤村夫妻のお墓(谷口吉郎氏設計)にお参り。

藤村は地福寺の石垣が小諸城に似ていることが気に入っていたそうです。

大磯駅前でボランティアガイドさんも一緒に最後の集合写真。お疲れ様でした。