アウトドアサークル 千葉久留里線の旅 レポート

2025年7月12日(土)~13日(日)の1泊2日の日程で、OAC(Outdoor Activity Circle)初の鉄旅イベントを開催しました。鉄旅歴云十年、日本の鉄道全制覇の萩生さんプロデュースのJR久留里線乗車と久留里地方の酒蔵や旧跡を探訪する旅です。

久留里線は久留里駅~上総亀山駅間の廃線が予定されているため、今回が最後の乗車機会になるかも知れないとの事です。参加者は、菊池さん・山崎さん・木村さん・馬塲さん・山本さん・萩生さん・浜島の7名。日帰りも有り、自転車参加も有りの自由な旅です。

12日当日は、朝から晴天。逗子駅に7時過ぎに集合し、横須賀線で横浜駅へ。横浜からは高速バスに乗り換え、アクアラインを通ってJR木更津駅に向かいました。9時過ぎには早くも木更津駅到着。いよいよ久留里線の旅の始まりです。2両編成の緑と黄のツートンカラーのワンマン電車に乗り込み出発です。木更津市街を離れると長閑な田園風景が広がります。1時間弱で久留里駅に到着。久留里は銘水の里で古来酒蔵が多くあります。早速駅前の「酒ミュージアム」で地元も名酒の試飲開始。でも午後には城廻も控えてるので控えめです。

イタリアンランチの後には久留里城散策です。途中この地出身の新井白石生誕地を通り城に向かいます。相当な距離と標高のある手ごわい構えで、途中には空堀や土橋なども多くあり見応え歩き応え十分なお城で見晴らし台からはかつての久留里の城下が一望できます。下山は別ルートから地元の神社を参拝しつつ久留里駅に向かいます。駅へ向かう道の途中、ブルーレッドブルーのユニフォームのサイクリストと出会いました。その正体は菊池会長。実は木更津から自転車で久留里経由上総亀山まで、ひとりサイクリング旅なのです。OACは自転車・お散歩・ゆるラン・ガチラン色々な方が様々なペースで参加できるイベントを目指しているので、自転車旅も有りなのです。

菊池会長は自転車で上総亀山まで向かうので、他の6人は旅の目的の久留里線で上総亀山に向かいます。終点上総亀山駅は無人駅。駅前にはいきなり民家があるというローカル線感たっぷりの駅です。萩生さんのお勧めで乗車証明書を入手してから駅を出ます。

迎えのバスで今夜のお宿「亀山温泉ホテル」へ。建物は年代物ですがリニューアルで部屋は刷新。料理は非常に美味しく、お湯は独特の赤味がかったぬるめの湯でゆっくり浸かれる風呂でした。翌朝は亀山湖畔を有志でゆるランし、朝飯前にお腹を空かします。帰りは地元の予約制乗り合いタクシーで久留里駅まで向かいます。廃線が検討されているので君津市が地元住民向けに始めたサービスとのことで1名500円のタクシーです。電車の乗車人数を考えると乗り合いタクシーやバスへの移行もやむを得ないかとも感じました。

帰路もアクアラインを経由し高速バスで横浜へ。鉄旅の締めくくりは「原鉄道模型博物館」見学です。世界的にも稀有な鉄道模型のコレクションや初乗り切符、鉄道模型のジオラマなどがビルのフロア一杯に広がる世界は、鉄道ファンでなくても一見の価値のある博物館でした。今回の鉄旅の締めくくりに相応しい博物館でした。ご参加の皆様おつかれさまでした!