2025年6月7日(土)8日(日)の2日間、葉山沖で恒例の早慶ヨット定期戦が開催され、逗葉三田会からも7日9名、8日12名が応援に駆けつました。今年の総会を開催する葉山港管理事務所は慶應義塾ヨット部合宿所の目前に位置し、ヨット発祥の地・葉山を有する逗葉三田会としても、體育會ヨット部との交流を深める良い機会でした。幸い逗葉三田会には三田ヨット倶楽部(ヨット部OB会)会長の篠崎さんが在籍しており、ヨット部との橋渡しをお願いし、応援会への参加と15日総会へのヨット部主務の参加の運びとなりました。初日7日は朝から晴天に恵まれ風も良い具合のコンディション。逗葉三田会応援団が葉山港に集合すると、既にヨット部員は出艇の準備・ミーティングに余念がなく、応援指導部からもリーダー・楽団・チア総勢30数名が勢揃い。8時半に早慶メンバーが整列し開会式が行われ、9時35分の出艇レース開始に向けて慌ただしく準備を進めます。応援団は出艇場所脇の堤防に陣取り、旗や楽器を並べて出艇を待ちます。他の競技の応援は競技経過を近くで見ながら応援を繰り広げますが、ヨットは海の沖合の広大な範囲でレースが行われるため、スタンドで観戦のようには行きません。なので出艇の際の応援に全力を注ぐようです。出艇の時間になると次々とヨットが港から海に滑り出して行きます。その脇で盛大な応援合戦を繰り広げ、葉山港が神宮球場になったかのごとく大声援で選手を鼓舞します。こと応援については慶應がチア・楽団の相当数を揃えて人数・音量ともに早稲田を圧倒しました。慶應の女性リーダーの軽妙で気合の入ったTalkで盛り上がり、逗葉三田会も2流の幟旗を持ち込み、「海の王者慶應」と声張り上げて応援を行いました。応援の力が届いたのか1日目は僅差で慶應がリードで終えました。
8日は朝から小雨交じりの曇空のほぼ無風。逗葉三田会は12名が9時に集合。しかし、風が無いとヨットは走りません。予定出艇時間の9時35分に堤防に陣取り応援合戦を開始しましたが、結局午前は出艇待機となり、午後に延期となりました。総会準備の幹事会が10時より港事務所の会議室で行われるため、2日目の応援はここまで終了としました。午後に風が上がりレースとなり予定の競技を終えて、結果は早稲田の逆転勝利となりました。
競技結果は悔しいところはありますが、塾員が一致団結した応援は、多少なりともヨット部員の追い風となったのではないかとも思います。引き続き来年以降も応援会を続けて行きたいと強く思いました。今回参加されなかった方も来年は是非参加頂いて葉山港で神宮球場の雰囲気を感じて頂きたいと思います。
文:1992政 浜島照樹